勉強力とは?6つの分類から勉強力を鍛えよう

勉強力とは?6つの分類から勉強力を鍛えよう

「頭がいい子」

というと

皆さんはどんな子供を想像しますか?

 

「暗記が得意な子」ですか?

「本を読むのが好きな子」もいます。

「計算が早い子」も頭がいいですよね?

 

いろいろな頭がいい子が存在します。

もちろんどの子も頭がいいといわれます。

 

 

教育学上では、「頭のいい子」は

「勉強力」が高い子

「インプット能力」が高い子

「アウトプット能力」が高い子

「効率」がいい子

「性格」で勉強が好きな子

に分かれると考えられています。

 

今回は「勉強力」といわれるものに注目して考えていきましょう。

 

 

「勉強力」と一言にいうとややこしいかと思いますが、

勉強力は

  • 聞く力(即理解力)
  • 話す力(説明力)
  • 読む力(独自理解能力)
  • 書く力(表現力)
  • 計算力(処理能力)
  • 考える力(推論)

 

に分かれると考えられています。

 

この考え方は学習障害(LD)の考え方を、世界保健機関(WHO)の『ICD-10』(『国際疾病分類』第10版)とアメリカ精神医学会の『DSM-Ⅳ-TR』(『精神疾患の診断・統計マニュアル』第4版 テキスト改訂版)での3つの分類に従って、各分類をさらに細かく、二つずつに分類したものです。

日本の文部科学省も似たような考え方をしています。

 

 

特別支援や発達支援の考え方にはよく使われますが、

これは特別支援や発達教育だけの話ではありません。

 

どんな人も勉強する力として

  • 聞く力(即理解力)
  • 話す力(説明力)
  • 読む力(独自理解能力)
  • 書く力(表現力)
  • 計算力(処理能力)
  • 考える力(推論力)

があり、

人それぞれによって、6つ力のうちどれが得意で、どれが苦手というのはあります。

 

自分や、自分のこどもがどのタイプに当てはまるかを知り、

そのタイプにあった勉強方法や、苦手なことを補う方法を知りましょう

 

それぞれどんな人が当てはまるのかは下のどれに当てはまるものが多いかを参考にして下さい。

どれも当てはまらない、

どれも当てはまる、

等で分かりにくい場合はお問い合わせいただければお話をお伺いさせていただきます。

 

また、中学生・高校生・以上の方や中高生以上の保護者様は、本人の小学校のころや、幼稚園、保育園時代を考えてみてください。

ある程度年齢を重ねると、慣れやほかの能力で、苦手な能力をカバーできるようになるので、

小学生の年齢の時のことを考えて頂けるほうがわかりやすいかと思います。

 

また、苦手なことを考えるほうがわかりやすいので、苦手を書かせていただいておりますが、

得意は反対のことになります。

当てはまるところが他に比べて少なかったり、全部人並み以上にできているなどがある項目は得意項目です。

 

 

  1. 聞く力(即理解力)が苦手な人の特徴
  • 聞き間違いや聞きもれが多い
  • 同じ内容でも違う言い回しになると理解できない
  • 個別に言われると聞き取れるが、集団では聞き取れない
  • 指示の理解が難しい
  • 話し合いの流れが理解できず、ついていけない
  • 長い話に集中したり、理解するのが難しい
  • 周囲の雑音や声が気になって、話に集中できない
  • 言葉の復唱ができない

 

2・話す力(説明力)が苦手な人の特徴

  • 適切な速さで話すことが難しい(たどたどしい、もしくは早口)
  • 言葉につまることが多い
  • 単語を羅列したり、短文で内容が乏しい話をする
  • 筋道の通った話をするのが難しい
  • 余計な話が多く、内容をわかりやすく伝えることが苦手
  • 同じ内容を違う言い回しで話せない
  • 話が回りくどく、結論までいかない
  • 話し合いの際に、適切な発言ができない

 

3・読む力(独自理解能力)が苦手な人の特徴

  • 新出語や普段あまり使わない語などを読み間違える
  • 文中の語句や行を抜かしたり、または繰り返し読んだりする意味で区切ることができず、1文字ずつ読む
  • 文字や行を飛ばして読む
  • 形の似た文字を読み間違う
  • 拗音(ゃゅょ)、促音(っ)など特殊音節を発音できない
  • 音読がたどたどしい、もしくは遅い
  • 文章の要点を正しく読みとることができない、
  • 単語が読めなかったり、勝手読みをする
  • .よく似た文字の区別ができない
  • 単語の中の文字を取り違えたり、反対から読む
  • 文字を読むと頭痛がする

 

4・書く力(表現力)が苦手な人の特徴

  • バランスの悪い文字を書く(字の形や大きさが整っていない、まっすぐに書けない)
  • 独特の書き順で文字を書く
  • 文字の細かい部分を書き間違える形の似た文字や漢字を書き間違う
  • 意味や音が似ている漢字を間違う
  • 鏡文字を書く
  • 句読点を忘れる
  • 板書を書き写せない
  • マスや罫線からはみ出す
  • 句読点が抜けたり、正しく打つことができない
  • 文法的な誤り(特に助詞)が多い
  • 限られた量や決まったパタ一ンの単純な文章しか書けない、
  • 鏡文字や漢字の“へん’’と“つくり”を間違うなど文字を正しく書き写すことができない
  • 聞き取った言葉を文字に起こすことができない

 

5・計算力(処理能力)が苦手な人の特徴

  • 数の概念(数の大小や位など)についての理解が乏しい
  • 繰り上がり、繰り下がりが理解できない
  • 簡単な計算が暗算できない(指を使うなど)
  • 計算をするのにとても時間がかかる
  • 答えを得るのにいくつかの段階が必要な問題を解くのが難しい
  • 学年相応の文章題を解くのが難しい
  • 四則計算の中で割算だけが極端に苦手
  • 計算ミスが多い

 

6・考える力(推論)が苦手な人の特徴

  • 学年相応の量を比較することや、単位を理解することが難しい
  • 学年相応の図形問題を解くことが難しい
  • 物事の因果関係を理解することが難しい
  • 計画を立てたり、必要に応じてそれを修正することが難しい
  • 初めての分野や概念に対応することが苦手
  • 早合点や考えが飛躍する
  • 直接示されていないことを推測することが苦手
  • 文章読解がうまくできない(特に比喩などの文学的表現や感情の読み取り)
  • 時間計画がたてれない

 

 

いかがでしょうか?

当てはまるものはありましたでしょうか?

 

それぞれの勉強の仕方はまた別の記事に書かせていただければと思います。

 

もし、

どのタイプかわからない

もう少し詳しく聞いてみたい

などありましたら、ご連絡いただければ

ご相談に乗らせていただければと思います。

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